- 検査について
- 睡眠時無呼吸の検査・診断
SASを的確に治療するためには、正しい診断と重症度の判定、原因の究明及び合併症の評価が不可欠です。
まずは、SAS関連症状の問診票に記入していただいた上で、医師によるそれらの症状や経過の確認、内科的診察、身長・体重などの身体計測などが行われます。
その後、顎顔面や咽頭形態を評価するための検査、合併症を診断するための検査などが必要に応じて行われ、同時に簡易検査あるいは終夜睡眠ポリグラフィー検査、またはその両者により、睡眠障害と呼吸障害の有無と程度が診断されます。
受診から診断・治療までの流れ(例)
- 検査結果の基準
- AHI 5未満:正常
AHI 15以上30未満:中等症 - AHI 5以上15未満:軽症
AHI 30以上:重症
- 検査結果の基準
- AHI 5未満:正常
AHI 5以上15未満:軽症 - AHI 15以上30未満:中等症
AHI 30以上:重症
AHIが40以上の場合など重症度や病状によっては、主治医の判断により精密検査を行わずに直ちに治療を開始する場合があります。
※AHIとは、Apnea Hypopnea Index(無呼吸低呼吸指数)の略で、睡眠時間1時間あたりの「無呼吸」と「低呼吸」の回数を言います。