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睡眠時無呼吸症候群

SASとは
睡眠時無呼吸症候群
(SAS:Sleep Apnea Syndrome)とは

睡眠時無呼吸症候群(以下SASと表記)とは、睡眠中の1時間に5回以上の無呼吸あるいは低呼吸があり、昼間眠気や倦怠感などの自覚症状を伴う病態のことです。無呼吸には「閉塞性」、「中枢性」、「混合性」の分類がありますが、ほとんどの場合が「閉塞性」です。
SASは、冠動脈疾患(狭心性や心筋梗塞)や脳血管障害(脳出血や脳梗塞)を合併する頻度が高く、生活習慣病(高血圧、糖尿病やメタボリックシンドローム)の発症リスクになります。
特に重症SAS(1時間に30回以上の無呼吸あるいは低呼吸がみられる状態)を放置すると、心筋梗塞の発症が3倍程度に高まり、10年間で約1割の方が死亡します。
更に昼間の眠気と集中力低下により、自動車事故を健常者の数倍は起こしやすく、患者個人の身体的、経済的な損失だけでなく、社会的な損害も問題となるのです。
SASは特殊な疾患ではありません。
ある調査によると、30歳以上の日本人の約200万人(同年代の人口の3.4%)が何らかの治療が必要なSASに罹患していると言われています。

最近、ご家族の方から「いびきがひどい」
「呼吸が止まっていた」などと言われたり、
「日中も眠い」と思ったりする事は
ありませんか?

それは、
「睡眠時無呼吸症候群」
サインかもしれません。

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